アクションにつながる”良いアイデア”「Idea to Action」の法則

みなさんこんにちは、いなかの窓の本多です。

今回はみなさんに、「良いアイデア」の出し方を紹介したいと思います。

みなさんが思う、「良いアイデア」ってなんでしょうか?

  • 誰も考えたことのない奇抜なアイデア?
  • 最新テクノロジーを駆使した驚くようなアイデア?
  • 人を幸せにできるアイデア?
  • お金が稼げるアイデア?

たしかにどれも、良いアイデアだといえます。

しかし全てのアイデアに言えることがあります。
それは、「実行できなければどんな良いアイデアもゴミ同然!」だということです。

こんなアイデアがある、あんなアイデアがあると頭の中で考えているだけでは、良いアイデアを持っているとは言えません。
「下手の考え休むに似たり」というように、考えるだけでは何もしないのと一緒なのです。

一方でこんな考えもあります。

「うじうじ考えるより行動したらええんや!」

それもまた違うと思います。

周りを見てみて下さい…。
実行したのはいいけど、全然評価されない。そんなアイデアもたくさんあります。

「実行したからといってそれが良いアイデアとは限らない」ということです。

つまり、アイデアを出すだけでもダメ、何も考えずに実行するだけでもダメ。
アイデアとアクション、その双方のバランスが取れた状態のものが良いアイデアといえるのではないでしょうか。

ということで今回は良いアイデアの出し方、すなわち、アイデアをアクションに移すための方法。「Idea to Action」という手法をご紹介します。

 

アイデアをアクションに移す「Idea to Action」

どうして世の中で実施されているイベントや事業には良いものとビミョーなものがあるのでしょうか。
実際にアクションに至っているのに、稼げている事業と稼げていない事業、人が集まっているイベントと集まっていないイベントがありますよね。
なぜそんな違いが生じるのでしょうか。

考えられることはたくさんあると思います。

  • マーケティングがしっかりしてる
  • プロモーションがすごい
  • そもそもお金をかけまくっている
  • 人脈がすごい

などなど、たしかにそうかもしれません。

しかし、実際にはもっと根本が違うと考えています。

その謎を解き明かすのが「Idea to Action」なのです!

 

いい加減前フリが長いから早く説明してくれ「Idea to Action」

前フリが長いので単刀直入に言いましょう。

「Idea to Action」で重要なのは「to」の部分です。
いかに「Idea」を「Action」に移すかが重要なのです。

いい加減この画像くどいですか??

実はこの「to」は、ある2つの単語の頭文字を表しているのです。

「to」のところよく見てください。

 

ほら、もっと!

はい、きました!

そう、「theory」と「output」が隠されていたんですねー。

 

アイデアを実行に移すための「Theory」と「Output」

「Theory」とは「理論」のこと。
「Output」とは「出力」のことです。

「Output」の「出力」は直訳すぎるので今回の「Idea to Action」では「発信」とか「外に出す」という意味で捉えていただくと分かりやすいかと思います。

この「Theory」と「Output」こそが、アイデアを実行に移すために必要な要素なのです。

「Theory」とは

すみません、ここにきて記事書いててテンションが下がってしまいました。
なぜなら、私は「Logic」「Theory」を間違えていることに気づいてしまったからです!
「Logic」とは「論理」。つまり私は、「理論」と「論理」を間違えてしまいました

「Idea」→「Theory」→「Output」→「Action」の頭文字をとって「Idea to Action」ってかっこいいやん!と思ってそういう名前を付けたのですが、そもそも正しくは「Theory」じゃなくて「Logic」だよぉ。

書くのやめたい。

はぁ〜。

 

でも書く。

 

じゃあもう開き直って「Theory」でいきますね。

 

「Theory」とはつまり、理論(論理といいたい)のことなのです。

理論(以下、論理と書きます)とは、思考の筋道のことです。

思考とはアイデアのこと。すなわち、アイデアの筋道を作ることで、そのアイデアをより説得力のあるものにしていくわけです。

たとえば「地域活性のためのおためし居住施設を作る」というアイデアがあるとしましょう。
このアイデアに「Theory(論理)」を付けます。

  • 地方創生が取り沙汰され地方に興味をもつ人が多い
  • 地方に住んでみたいが家賃が高いというネックがある
  • 一回短期間だけ住んでもらって地域の良さを肌で味わってもらう
  • 空き家が多いのでリノベーションして活用できる

と、こんな感じで「なぜやるのか」の理由を明確にしていきます。

さらに論理を展開していきましょう。

  • 地方創生が取り沙汰され地方に興味をもつ人が多い
    • 20〜39歳の49%が地方へ移住したいと考えている
    • 地方創生関連予算が平成27年では約1兆4千億、平成28年では約1兆5千億、平成29年では約1兆7千億と増加している
  • 地方に住んでみたいが家賃が高いというネックがある
    • 生活費の安さが魅力だと1%の地方在住希望者が考えているが実際にはそこまで大きく変わらない場合もある
  • 一回短期間だけ住んでもらって地域の良さを肌で味わってもらう
    • 交通インフラが不便、買い物環境が不便といったギャップを感じる移住者が20%以上いる
    • 一度住んでみないと良い面と悪い面が分からないことが多い
  • 空き家が多いのでリノベーションして活用できる
    • 空き家は年々増加しており、平成25年の調査では空き家率が過去最高の5%で820万戸にのぼる
    • リノベーションに対しての助成金が存在する

アイデアに対しての論理に対してさらに深掘りして論拠を出すことで、その論理がより強固なものになっていきます

ちなみにこのアイデアに対する論理は適当にググって統計データを調べて30分ほどで書いたものです。30分でも調べればそれなりの論理が組み立てられるので、もっと時間をかければ、ツッコミどころのない強固な論理を作っていくことができます。

これだけでも「地域活性のためのおためし居住施設を作る」というアイデアが良いアイデアに見えてきませんか?

 

「Output」とは

次に「Output」を紹介します。

「Output」とは、「発信」とか「外に出す」ということです。

さきほど、「Theory(論理)」では、アイデアに説得力を付けました。

「Output」では、説得力のあるアイデアをより魅力的に伝えられるように組み立てていきます。

 

そもそもなぜ「Output」が必要なのでしょうか。

論理がしっかり組み立てられていれば他人を説得できるので必要ないのではないでしょうか。

実はそんなことはありません。

論理がしっかりしていても、人は動かせないのです。

人は意外と感情で動くことが多いのです。

世の中には理屈では考えられない謎が多いですよね…

たとえば、

  • なぜ早起きしたほうがいいと分かっているのに二度寝三度寝を繰り返すのか。
  • なぜ一生を誓いあった女性がいるのに、浮気を繰り返してしまうのか。
  • なぜ早めに終わらせたほうがいいのに先延ばしにして納期ギリギリで作業してしまうのか。
  • なぜ健康に悪いと思いつつも、添加物たっぷりの食品を食べてしまうのか。

などなど、頭では分かっているのにやめられない。
それらは結局、論理ではなく感情で動いている証拠なのです。

だから人は論理だけでは動きません。

「Output」では「Theory(論理)」で導き出した論理を、人の感情に訴えかけられるように変えていきます。

 

それでは実際に、普通にアイデアの説明をする場合の方法の例を紹介します。


普通の例:

私たちはこの町に、「おためし居住施設」を作ります。
理由は4つあります。

  • 地方創生が取り沙汰され地方に興味をもつ人が多い
  • 地方に住んでみたいが家賃が高いというネックがある
  • 一回短期間だけ住んでもらって地域の良さを肌で味わってもらう
  • 空き家が多いのでリノベーションして活用できる

ということです。

それでは、それぞれについて根拠を詳しく説明していきます。

〜〜〜略〜〜〜

以上の理由から、私たちは「おためし居住施設」を作ります。


 

これはよくある説明の仕方です。

最初に結論を出し、その理由を説明し、最後にもう一度結論を伝える。教科書通りの「正しい伝え方」ですね。

たしかにこの方法だと分かりやすいし、伝わりやすいです。しかし、実際にこれで「これは良いアイデアだ!早速協力したい!」と思ってもらえるでしょうか。

今度は人の感情に訴えるアイデアの説明の例を紹介します。

 


魅力的に伝える例:

私たちはこの地域に拠点を置いてから5年間、地方創生が取り沙汰される中で、地方の課題に多く触れてきました。

どの地方も地方創生に取り組んでいますが、その殆どが一時的なものに過ぎません。

実際に私たちも地方の課題を解決するために、◯◯や◯◯などの取り組みをしてきました。それらの取り組みは一定の評価と実績を得ることができ、たしかな地方創生に繋がったと思っています。

 

しかしまだ何か決定打に欠けている。何かが足りないと感じていました。

 

そんな時に、1人の移住希望者と話す機会がありました。

彼は東京出身で、都会の喧騒に嫌気がさし、地方を転々としている最中でした。

彼は言いました。

「ほとんどの地方は魅力的に見えるが実際に住んでみるとギャップが大きい。どの地方も外面を良くして魅力的に見せているだけで、住んでみて不便さに初めて気づくことが多い」

と。

 

彼が抱えている移住の問題は、彼1人だけの問題ではなく多くの移住希望者に当てはまるものではないでしょうか。

 

実際に、統計では「交通インフラが不便、買い物環境が不便」といったギャップを感じる移住者が20%以上いるという結果が出ています。

 

この地域には魅力が溢れています。しかし、その魅力を見せるだけでは、移住希望者に夢だけを見せ、現実とのギャップを生み出す結果になるのではないでしょうか。

どうにか、このギャップを埋め、この地域のありのままの魅力を伝えることはできないでしょうか。

 

私たちはその後、考え、1つの答えを見つけました。

 

移住希望者のニーズを満たす革新的な取り組みです。

それは…

「おためし居住施設」です。

(家の写真バーン)

 

このおためし居住施設は、〜〜〜

〜〜〜略〜〜〜


 

いかがでしょうか。

単純におためし居住施設の論理を説明するよりも、続きが聞きたくなるような流れになったのではないでしょうか。

文章にするとちょっと長ったらしいかもしれませんが、文字数でいうと「おためし居住施設です」までで600文字程度です。人が1分間で話す文字数が300文字程度なので、ゆっくりめで間を持たせた話し方にしてもおよそ3分ほどで話せる内容です。

映画や小説などの物語は、起承転結があり、結論は隠したままにすることがほとんどです。それ故に、見る人は「どんな結論になるのか」が気になり魅入ってしまいます

「Output」ではこのように、アイデアに物語性をもたせることで、より魅力的に伝えることができるのです。

 

繰り返して磨いていく

実際には「おためし居住施設」は昨今、どの地方でも取り組まれていて真新しいアイデアではありません。

このアイデアをより魅力的に伝えるためには、他のおためし居住施設とは違う点についてさらに「Theory(論理)」を組み立て、より「Output」で魅力を伝えていく必要があります。

「Idea」→「Theory」→「Output」の流れは実際には何度も繰り返されて磨かれていくことが理想です。

 

そして「Action」へ

「Theory(論理)」を組み立てて「Output」で魅力的に伝える。それができれば次は実際に「Action」で行動します。

実はこの「Action」が一番手間がかかる部分ではあるのですが…

それはまた次の機会にご紹介しますね。

 

あれ?なんか消化不良…

と、思われた方がほとんどだと思います。

そう、実際にどうやって「Theory(論理)」を作り、どうやって「Output」するのか、しまいには肝心な「Action」については何の説明もない!なんだったら「Idea」の出し方に至っては何も触れられていない!!

このままでこの記事は終わるのでしょうか!?

 

 

はい、終わります。

 

「Idea」「Theory」「Output」「Action」について事細かに説明していくとすごく長ったらしくなってしまうので、これらの具体的な出し方についてはまた次回以降に1つ1つそれぞれについて記事にて説明させていただきたいと思っています。

 

あ、でももし今回の記事の反響があまり芳しくなかったらそのままお蔵入りします…笑

 

ちなみに、それぞれの具体的な方法についてはネットや書籍で情報はいっぱい転がっています。

検索するなり本を買うなりで身につく知識ですので、続きが待てない方はそちらをご覧ください。

 

こんな検索ワードで出てくるよ

「Idea」…「アイデアの出し方」「アイデア フレームワーク」「考具:書籍」

「Theory」…「論理 組み立て方」「ロジカルシンキング」「考える技術・書く技術:書籍」

「Output」…「プレゼン 組み立て方」「アイデアのちから:書籍」

「Action」…「事業計画書 作り方」「ビジネスモデル」「ビジネスモデル・ジェネレーション:書籍」

 

それでは次回、「Theory(論理)」の作り方でお会いしましょう。

さよなら、さよなら、さよなら。